1、「日帰り手術」の費用はいくらくらいかかるの?
胃や大腸の内視鏡的ポリープ切除術は全て保険適応となっています。2002年4月の改定で費用は若干安くなりましたが、ポリープの出来ている「場所が何カ所か?」(ポリープの個数は関係ありません。)によって異なります。「盲腸」、「S状結腸」、「直腸」はそれぞれ一カ所、「上行結腸〜横行結腸〜下行結腸」はどこに何個出来ていても一カ所です。ちなみに一カ所であれば大体14000円(負担率2割の方)〜21,000円(負担率3割の方)。場所の数が増えると、一カ所について1,800〜2,700円ほど増えます。また、静脈麻酔を併用した場合には、さらに1,200〜1,800円ほど増えます。また手術の時間は、ポリープの数や出来ている場所にもよりますが、10分から30分くらいで終わります。
2、「日帰り手術」の後は普通の生活でいいの?
あくまでも手術なので、切除当日は自宅で出来るだけ安静にしていて下さい。アルコールは1週間は禁止。タバコは別に構いません。食事は便が硬くならないように、線維質の多い食事を避け、水分を多く摂って下さい。当日は流動食やお粥程度がいいでしょう。力仕事、スポーツなども1週間ほどは控えて下さい。日常生活はまず大丈夫です。出血は術後3日以内、穿孔は7日以内に最も多いとされています。
3、合併症はないの?
日本内視鏡学会の最も新しい報告(日本消化器内視鏡学会誌:2000年3月)によると、消化器内視鏡関連(胃、大腸、胆管など全てを含む)の偶発症は1993年から1997年の5年間で0.018%(18人/10万人)と報告されています。偶発症のうち、前処置(咽頭麻酔、鎮痙剤など)によるのもが0.0014%(1.4人/10万人)、胃、大腸内視鏡検査自体によるものが、それぞれ0.007%(7人/10万人)と0.040%(40人/10万人)です。
また大腸ポリープ切除(当院で施行している粘膜切除術)では0.139%(139人/10万人)と報告されていますが、ポリープ切除の偶発症のうち多いものは出血と穿孔(腸に穴が開くこと)です。出血は多くの場合、内視鏡を使って止血をすることが可能です。出血量によっては輸血や止血が出来ない場合には手術になります。穿孔の場合、小さいものであれば、食事をとらずに抗生物質の投与と安静で治ることがありますが、多くの場合は手術になります。
当院ではこれらの発生を防ぐべく、必ず切除断端をクリップで縫縮しています。また、東京都保健医療公社東部地域病院(葛飾区亀有)、同愛会病院(江戸川区松島)などと連携をとっており、万全の対応が出来るようにしています。
その他、ピロリ菌、潰瘍性大腸炎、クローン氏病など、ご質問があればなんでもメールで送って下さい。可能な限りお答えいたします。
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